マルトの
ちょこっと自慢

マルトのちょこっと自慢

高橋徳治商店の牡蠣

取締役 営業部長
林 敬一

 当社の牡蠣商品は、全て三陸産の牡蠣を使用しております。
  広葉樹の森がありプランクトンが豊富で、鉄イオンが豊富に含まれている三陸産の牡蠣は、身の締りがよく、濃厚な旨味が堪能できます。
  一般的な牡蠣は、水で延ばさせています(真水に入れる事で、牡蠣が水を吸い込んで膨れる)。しかし、当社では、一切水で延ばす事はせず、牡蠣に付いている殻のかけらを一粒ずつ丁寧に選別し、オゾン水で殺菌。牡蠣にやさしく安全性の高いオゾン水と塩水で洗い、マイナス196℃で瞬間凍結しております。牡蠣本来の旨味を味わっていただけると思います。

我が社の顔

高橋 利彰

 宮城県石巻市で、105年の歴史をもつ高橋徳治商店社員、高橋利彰。
  原料買付の勉強から始め、製造の現場に足を踏み入れたのは、入社半年後のこと。練り物作りの奥深さを身にしみて体験することになった。
  「原料の分量はまったく同じでも、塩を入れるタイミングがほんのちょっと違うだけで、しょっぱくなったり、また甘くなったりもするんです。それはもう不思議で不思議でしょうがなかったですね。」
  商品ごとにレシピはあってもほとんど役に立つものではない。原料が一定の条件で手に入れることは稀だからだ。さらに我が社の場合は、石巻の地魚を中心にし、何種類もの魚を組み合わせて深い味わいを作り出す。不確定要素が多く、自然、作り手一人ひとりの裁量が最大の決め手となる。
  「しかも現代人の好みに合わせて、日々作り方を進化させてきたと思うんです。」
  こう語る利彰さんは、実は我が社の社長の長男。一昨年の初め、東京での区切りをつけて帰郷。自らの意思で家業に入った。今は正直、1世紀の伝統につぶされそうな思いだが、練り物の将来に関しては悲観的ではなく、むしろ可能性は大きいと考えている。「世界にも発信していけたらいいですね。日本の練り物の技術の高さとおいしさは絶対にわかってもらえると思います。」と力強く語った。