笑春

和顔愛語

 親鸞聖人「大無量寿経より」柔和な表情、笑みと慈愛のこもった言葉をもって相手の心をくんで問いかけ働きかける言動は、苦難に打ちひしがれている人に、智慧と力と希望を与えていきます。

 食を生業とし私どもが作る食品は、決して大きな感動にはなりませんが、気を込め素材を生かした食品だけが持つ小さくとも深い感動を目指し、また1年が過ぎました。当たり前ですが、美味しいね~と感じると笑顔がでて染み入るように伝わっていく、目指しているそれは私共の思いと料理し食べていただく皆さんとの笑顔をもって完遂します。逆に当たり前でない、こころない食品や悲しい食卓は、食べる人の身体やこころを蝕み世の中に荒んだ心たちを氾濫させ悲しい人を作る言われています。素材や原料を大事に育て作れば、素材は微笑みながら皆さんの口に入り喜んで命も何より心を支えるでしょう。家庭ではそんな食を深い思いやりをもって日々作り食卓に乗せつづけて下さい。思いやる料理と笑顔は共に、きっと根雪のように食べる人に積もっていく何かそんな気がします。皆様と一緒に、私どもの思いが伝わり力と希望そして何より笑顔を広げられますように。クスクス、エヘエヘ・はっはっは・ほほほほなど私たちの中にもたくさんの笑顔があります。笑顔を求め慈愛の溢れる1年でありますように・・・

平成23年 元旦

代表取締役 高橋英雄

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