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東松島市「しごと発見ツアー」

8月8日(火)

宮城県東部地方復興事務所が主催の

東松島市しごと発見ツターが開催されました。

 

内容は地元の小学4年生~中学1年生を対象に

地域の会社を見学し仕事や地域を知る体験学習となり

元気いっぱいの子供たちが高橋徳治商店にやってきました。

 

 

 

この日の製造は「おとうふ揚げ」

品質・重量チェックの大切さを学んでいます。

 

 

工場探検を終えて早速「おとうふ揚げ」を試食♪

良い食べっぷりです!

 

 

代表の高橋から食べ物の大切さを説明。

貧しい国と比べて日本は食べ物に恵まれている。

ただ食べるのではなく、命を頂いている事。

そして、毎日ご飯を作ってくれている家族や給食センターの方への感謝を伝えました。

 

今回の「しごと発見ツアー」で体験したことが

皆さんの将来に少しでも役立ててもらえれば幸いです♪

 

 

【最後に代表の高橋からの感想】

 

初めの組には、食べ物の話をした。
食べ物は大切にしようとか、薬品を入れて
こんなに増やして安くして本物に見せるとか、
震災時にもそうだったけど何が大切だったかとか。
練り物の添加物表を見せて話した。
反応が悪く小学校4年6年には難しいと感じた。

おとうふ揚げの試食感想は、殆どがいい感性で甘さとか口の中で
どうなってとか 感覚的なことへの表現は語彙力が豊富なことにビックリ。

二組目は、慣れてゆっくりと工場を見た感想から聞いた。
大した感性に訴えることではなく残念。
しかしおとうふ揚げへの感想は一組目と同じく
なかなかの言葉が目立つ。
私の友人の医者が国境なき医師団に参加して
最初の赴任地、スリランカに行ったその時の話をした。

 

海に魚を採りに行くと機銃掃射、道路から少し入れば地雷原。

そんな薬もないところで大切なのは??と聞く。

正解が多かった。

順番で飲める水・食糧・最後はトイレだと言うとエ~!と。

病気が発生するからトイレは大事だと話したら納得。

 

次にフィリピンネグロス島のバナナで生計を立てている現地の住人の話をする。

バナナを輸入している会社が九州の子供たちをつれて学びの旅に行った。
年に一回も食べれない豪華な料理が出る。

しかし、日本の子供たちにとっては当たり前に食べていて大した食材ではない。
現地では豚を潰し鶏を絞め現地の料理にしたと思う。
鶏を絞め首を切り軽く焼いて毛をむしり解体を見たこども達は手が伸びない。

そんな中、日本の子供たちが、周りにいる現地のこども達に君達も食べようよ!
と声をかける。・・・そうしたら・・・
現地のこども達はどうしたか? 半ズボンやらポケットに入るだけ食べ物をそのまま詰め込み始めた。

唖然とする日本の子供たちが質問する。
現地の子が言った。・・・・どういったと思うか?と小学生に聞いたら正解だった。

 

兄弟や家族に持っていって一緒に食べるから・・・

鶏を食べれなかった日本の女の子も、帰る時には
毛をむしり肉や内臓さばきを手伝い、骨の髄までというくらい食べたそうだ。

 

今を知る、満たされた自分達の位置を知る。

どうやって鶏を絞め命を頂いているか知り、食と作り手の心を知り、

家族との深い愛情を知った旅行だったと。

後半のこども達は真剣に聞いていた。

三食食べて、命と食べることが出来る事に感謝して
食べ物を作るにはいろいろな人が関わっている、その
人達に感謝して、作ってくれるお母さん(お父さん)の
気持ちに感謝して、キチンとした食事は心を作るんだよ
・・・と最後は難しすぎたかどうか。

 

女子がトイレに行って廊下を歩きながら話していたそうだ。
「面白い社長さんだね・・」って。

教えるより考えさせる、人の意見を否定しない、感性を磨く

 

66歳の私も勉強になった。

㈱高橋徳治商店 高橋英雄

 

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