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某会社のあじハンバ-グ、アジフライ

 

 

「魚の大きさを揃える必要がないため・・・水揚げされた魚を無駄にすることなく利用できます」と書いてあり、反面アジフライは大きさや重さに規格がある・・・ので「アジが足りないこともあり他県からも調達する」とも。

この文面から養殖ではない天然の水産魚介類の事情を理解していただければと思います。事情とは「漁獲された時期や場所や漁場=近海か沖合いか、また群れによってサイズが違う、混じって漁獲される」ということです。私ども石巻のサバであれば一尾1000g~250gまでサンマなら200g~80g以下まで、大きなサイズが沢山入っていれば入札・セリkg価格が高くなります。小さなサイズは脂肪や身の力も多くなく評価も下がります。そういった意味で「サイズを選別し規格に合わせた贅沢なアジフライ」と色んな大きさを混ぜたあじハンバ-グの扱いは生産地の実情にそったいい企画だと言えるでしょう。とは言ってもあまり小さなものは1尾づつ手で処理するところも多く手間賃がかかってしまいサンマやサバは残念ながら魚粉工場(配合飼料)や養殖魚の餌に回ってしまうのが現状です。魚が減ってきている昨今「不ぞろいの魚の加工品達」という企画も「小さな魚シリ-ズ」の企画も出てきていいかと考えているのですが。・・・・全ては生き物、しかも何万年どころでない自然が育んだ生き物の魚介類に言わせれば、私たちは、酷い粗末な扱いをされる為に生まれてきたんではないと言われている気がします。

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